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システム統括本部
プロジェクトリーダー
2005年新卒入社
工学部 情報工学科
2005年の入社以来、様々なプロジェクトを経験してきましたが、入社6年目での自治体プロジェクト住記チーム(住民記録に関するシステムを扱うチーム)への異動が、1つ目のターニングポイントでした。当時の上司は、その仕事量と生産性の高さに圧倒されましたが、特に印象的だったのは、お客様に対して一切妥協しない姿勢でした。技術書がぼろぼろになるまで読み込まれ、多くのプログラムにその上司の名前があったことは、今でも鮮明に覚えています。約2年間この方と共に働く中で、仕事に対する真摯な姿勢を学びました。
その後、上司が別のチームに異動し、新しいリーダーの下で私自身もチームリーダーを任されるようになりました。初めは前任者に頼る意識が強かったのですが、その意識から脱却し、徐々に自分で判断する力を養っていきました。そして、大きな転機となったのが、チームリーダーとプロジェクトマネージャーの両方を任されたことです。当社におけるプロジェクトマネージャーは道内の市町村を担当する重要な役職で、チームの垣根を越えた横断的なコミュニケーションが求められました。この経験を通じて、立場に応じた振る舞いの重要性を学び、自分の役割を深く理解することができました。
住記チームの最大の魅力は、お客様である役場の職員様との距離の近さです。役場の窓口で住民の方への対応中に困ったことがあれば、すぐに電話がかかってきます。住民の方を待たせられない現場だからこそ、即座の対応が求められ、その場で問題を解決していく必要があります。お客様との信頼関係がなければ円滑に進められない仕事なので、深い知識の積み上げと信頼関係の構築は不可欠です。電話での会話の端々からも、信頼関係の深さを実感することができ、その信頼に応えたいという思いが自然と湧いてきます。
また、住記チームが扱っている住民記録は自治体プロジェクトにおいてシステムの根幹となるため、他のどのチームとも密接な関わりがあります。プロジェクトの要として、常にチーム間のコミュニケーションを大切にしながら業務を進めています。若手の頃に上司から言われた「1年目はがむしゃらに楽しんで仕事をしてね。2年目からは責任を持ってやってね。」という言葉通り、お客様に頼りにされている実感とやりがいを日々感じられる仕事です。現在は、新たなメンバーも加わり、さらに進化を続けるチームとして、日々奮闘しています。
直接経営層と話す機会が多く、言葉が届きやすい組織体制。そういう働き方をしたい人はフィットすると思います!
実は、子どもからもらった手紙をこっそり鞄に忍ばせて持ち歩いています。疲れた時には読んで癒されていますね。
チーム運営で最も意識しているのは、メンバーが主体性を発揮できる環境づくりです。プロジェクトリーダーである自分が主役なのではなく、メンバー一人ひとりが自由に意見を言える雰囲気を大切にしています。 例えば、メンバーが気軽に相談できるよう、話しかけられた際はパソコンから顔を上げて対話することや、忙しさを見せないこと、質問や提案に対して否定をしないことなどを心掛けています。このような配慮が、コミュニケーションのハードルを下げ、信頼関係を築く要素になると考えています。
時には、メンバーの作業に漏れがあることに気づくこともあります。以前は親切心から指摘をしていましたが、最近では時と場合によっては、あえて見守る選択をとることもあります。もちろんお客様に迷惑をかけない範囲が前提ですが、小さな失敗も含めた経験が、確実な成長に繋がると考えているからです。このような取り組みを通じて、チーム全体のパフォーマンスを向上させ、お互いに高め合う関係を築いていくことを目指しています。
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